top of page
Yousuke Taoka

研究室のWebSite立ち上げのご挨拶

更新日:2020年6月17日

宮崎大学農学部海洋生物環境学科の田岡です。

この度、研究室のウェブサイトを立ち上げることにしました。


研究室名は海洋環境微生物学研究室、

英語名の頭文字をとって"MEM"の名称を使いながら研究活動を行っています。


研究室名の通り、看板は”微生物屋”です。

微生物屋といっても、基礎微生物学の知見をベースに、

出口を産業利用に置く、応用微生物学を軸に研究を行っています。


特に私のバックグラウンドは水産、海洋分野ですので、

当該分野に関わる研究テーマには強い想いがあります。


現在、微生物利用の出口を"養殖"、"食"、"物質生産(発酵生産)"の

3つの軸に置き、産官学連携のもと、微生物の能力を引き出したい、

そう思っています。


微生物は不思議です。


目に見合えないのに、そこに存在している。

彼らの姿や能力を洗い出す、このマクロからミクロの視点の面白さが、

もともと魚類の研究室にいた私が、微生物屋の看板にいざなわれた

きっかけになるんですね。




さて、新型コロナウイルス(COVID-19)脅威で幕を開けた2020年。

ウイルスそのものだけではなく、そこにまつわる多くの事、

それは、社会・経済、人間関係、哲学、国際など、多くの事の

新しい側面が浮き彫りになってきています。



パラダイムはシフトする、と私はよく言います。



人間の体を見たとき、一見私個人の体は恒常性を維持されています。

明日も明後日も、恐らく私は同じような顔をして、

自分の顔を鏡で見ることができるでしょう。


一方で、多くのタンパク質などの体成分は激しく代謝され、

体細胞も日々入れ替わり続けている。


昨日の私と今日の自分は大きく変わっているのに、

恒常性を感じてしまう。

同じ自分だと思っている。



世の中もある種、恒常的と思われながら、

本来は大きく変わっている。


その変化が感じられないまま、

パラダイムのシフトに繋がると

それは怖いですよね。


新型コロナ禍の前後を見据えて

私が最近感じているところです。




閑話休題。




このサイトでは私の研究内容や国際交流など

大学での活動をご紹介、発信させて頂きたいと思っています。


本日立ち上げたばかりですので、まだまだスカスカの内容ではありますが、

今後、充実させて頂きたいと思っております。


どうぞ、よろしくお願い申し上げます。





閲覧数:5回0件のコメント

最新記事

すべて表示

出願特許が登録されました

産官学連携の共同研究として、我々は乳酸菌が付着しやすい素材・陶器の開発を実施してきました。 具体的な出口としては、漬物用の容器がターゲットで、漬物の発酵中に増殖する乳酸菌が付着しやすい 素材を探索し、その素材でもって漬物用容器を作る、というのがコンセプトです。...

株式会社エアテックとの共同研究 Collaboration with Eatech Corporation

養殖は水の管理が肝です。 水質の悪化が魚病発生に繋がり、 ➟魚病対策のための抗生物質の使用 ➟薬剤耐性菌の発生 と負のスパイラルに入ります。 薬剤を使用しない魚病対策法の開発のため、 微生物製剤"プロバイオティクス"の研究を行っていますが、 その根っこである水質の維持。...

Comments


bottom of page