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研究室のWebSite立ち上げのご挨拶

  • Yousuke Taoka
  • 2020年6月16日
  • 読了時間: 2分

更新日:2020年6月17日

宮崎大学農学部海洋生物環境学科の田岡です。

この度、研究室のウェブサイトを立ち上げることにしました。


研究室名は海洋環境微生物学研究室、

英語名の頭文字をとって"MEM"の名称を使いながら研究活動を行っています。


研究室名の通り、看板は”微生物屋”です。

微生物屋といっても、基礎微生物学の知見をベースに、

出口を産業利用に置く、応用微生物学を軸に研究を行っています。


特に私のバックグラウンドは水産、海洋分野ですので、

当該分野に関わる研究テーマには強い想いがあります。


現在、微生物利用の出口を"養殖"、"食"、"物質生産(発酵生産)"の

3つの軸に置き、産官学連携のもと、微生物の能力を引き出したい、

そう思っています。


微生物は不思議です。


目に見合えないのに、そこに存在している。

彼らの姿や能力を洗い出す、このマクロからミクロの視点の面白さが、

もともと魚類の研究室にいた私が、微生物屋の看板にいざなわれた

きっかけになるんですね。




さて、新型コロナウイルス(COVID-19)脅威で幕を開けた2020年。

ウイルスそのものだけではなく、そこにまつわる多くの事、

それは、社会・経済、人間関係、哲学、国際など、多くの事の

新しい側面が浮き彫りになってきています。



パラダイムはシフトする、と私はよく言います。



人間の体を見たとき、一見私個人の体は恒常性を維持されています。

明日も明後日も、恐らく私は同じような顔をして、

自分の顔を鏡で見ることができるでしょう。


一方で、多くのタンパク質などの体成分は激しく代謝され、

体細胞も日々入れ替わり続けている。


昨日の私と今日の自分は大きく変わっているのに、

恒常性を感じてしまう。

同じ自分だと思っている。



世の中もある種、恒常的と思われながら、

本来は大きく変わっている。


その変化が感じられないまま、

パラダイムのシフトに繋がると

それは怖いですよね。


新型コロナ禍の前後を見据えて

私が最近感じているところです。




閑話休題。




このサイトでは私の研究内容や国際交流など

大学での活動をご紹介、発信させて頂きたいと思っています。


本日立ち上げたばかりですので、まだまだスカスカの内容ではありますが、

今後、充実させて頂きたいと思っております。


どうぞ、よろしくお願い申し上げます。




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プロフィール

宮崎大学海洋環境微生物研究室の田岡です。本研究室では、水産・海洋分における基礎微生物学、最近では応用微生物に注力して研究活動を展開しています。
 

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